菅内閣 平均年齢59歳、最年少は42歳 再任11人、安定重視(産経新聞)

 8日に発足した菅内閣は、前の鳩山由紀夫内閣から引き続き入閣した閣僚が12人で7割近くを占める。内閣の安定性と政策の継続性を重視した結果だといえる。初入閣した5人は、小沢一郎前民主党幹事長に距離を置く中堅・若手が多く「脱小沢」を印象づける狙いがある。ただ、国民的人気があり、事業仕分けで一躍名を上げた蓮舫氏を行政刷新担当相に登用するなど、間近に迫る参院選対策の印象もぬぐえない。

 平均年齢は、鳩山内閣(発足時)より1・7歳若返り、59・0歳。非自民連立政権の細川内閣(平成5年8月9日発足)の59・4歳とほぼ同じ。年代別に見ると最も多いのは60代で8人、50代、40代が4人だった。最年少は蓮舫氏の42歳、最高齢は亀井静香郵政改革・金融相の73歳。30代の入閣は鳩山内閣に引き続きいなかった。

 衆院出身閣僚を当選回数別にみると、中井洽(ひろし)国家公安委員長と亀井氏が最多で11回、最少は長妻昭厚生労働相の4回で鳩山内閣と変わらない。当選5、6回がそれぞれ4人ずつで最も多く、10回以上の閣僚は3人。平均当選回数は6・0回で鳩山内閣よりも1・2回下がった。

 女性閣僚は、再任となった千葉景子法相と蓮舫氏の2人。親などが国会議員だった「世襲議員」は中井氏の1人だけだった。

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口蹄疫 獣医師、全国から応援 殺処分遅れ民間活用必要の指摘も(産経新聞)

 宮崎県の口蹄(こうてい)疫問題で、発生農場だけでも16万頭を超える家畜の殺処分のため、全国から獣医師が応援に駆けつけている。命を奪う作業への苦悩を獣医師たちが吐露する中、地元では獣医師不足が殺処分遅れの一因になったという意見も。薬剤注射などで殺処分できるのは獣医師に限られるのが現状で、識者は「民間の畜産関係者の活用も必要」と指摘している。

 「トラックの荷台にいっぱいの牛の死骸(しがい)を見て『こんなに殺したんだ』と恐怖が襲ってきた」と語るのは、香川県から派遣された獣医師(29)。5月上旬に約1週間滞在し、1日約40頭の牛を殺処分した。

 現場では、埋却処分に必要な土地不足にも直面。「死骸だけでなく感染した家畜のふんの埋却も必要だが全然足りなかった」と振り返る。

 家畜伝染病予防法などでは、口蹄疫に感染した疑いがある家畜について「所有者はただちに殺さなければならない」と規定。一方で獣医師法は、獣医師以外が家畜に医療行為を行うことを禁止している。このため農林水産省は、国の機関や各都道府県の家畜保健衛生所などから1日120〜130人の獣医師を派遣した。

 県によると、発生当初は獣医師が不足。地元からは殺処分の迅速な実施を求めて「獣医師がいなくてもできるように弾力的に運用してほしい」との声も上がっていた。

 酪農学園大(北海道)の林正信教授(獣医学)は「畜産業界ではもともと獣医師が不足傾向。鳥インフルエンザ対策などで自治体に採用される獣医師が増えた事情もある」と解説する。林教授は「殺処分は防疫措置など必要な知識のある獣医師でないと難しいが、今後は事前に講習を行うなどして、農家の人などが殺処分できるような新たな対策が必要では」と指摘している。

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